倖田来未は1月29日に放送されたニッポン放送の番組内で「35歳を回るとお母さんの羊水が腐る」と発言した。同局には批判が寄せられ、2月1日に事務所の公式ホームページで謝罪したものの、その後出演する一部CMが放送中止になった。同7日にはテレビに録画出演して「軽率な言動だった」と涙ながらに陳謝し、謹慎に入った。同8日には上川陽子少子化担当相が、発言が不適切だったと指摘。3月11日には、発言を放送したニッポン放送社長が「多くの方の心を傷つけた」と謝罪するなど、社会的な問題に発展した。

 事態が一応の沈静化をみた4月12日、倖田来未は静岡・袋井市のエコパアリーナでコンサートを行い、72日ぶりに仕事復帰を果たした。冒頭、「多くのご迷惑ご心配をお掛けしました。心よりおわびします」とあらためて謝罪した。その上で自粛中は自らの軽率な発言を深く反省し、歌手引退まで考えたことを明かした。