福岡市の博多座で6月2日から始まる歌舞伎公演を前に、坂田藤十郎(76)ら出演者が小舟に乗って顔見せする恒例の船乗り込みが29日、同市の博多川で行われた。歌舞伎界のスターを一目見ようと、川沿いに約3万5000人の観客が詰め掛けた。
雲間から淡い日の光が差し、藤十郎や尾上菊五郎(65)ら20人は小舟9隻でゆっくりと川下り。「山城屋!」などと役者の屋号を呼ぶ声が飛び交う中、白い紙吹雪を浴びながら笑顔で手を振っていた。
下船後の式典で藤十郎は「若い役を演じるが一生懸命頑張る」と意気込みを語った。
船乗り込みは99年の博多座開場以来、9回目。公演では藤十郎の喜寿を記念して「京鹿子娘道成寺」などが披露される。




