脚本家倉本聡氏(73)が、女優黒木メイサ(20)を絶賛した。フジテレビ系連続ドラマ「風のガーデン」(10月スタート、木曜午後10時)の制作発表がこのほど、北海道・富良野で行われた。黒木は中井貴一(46)演じる、末期がんに侵された主人公の麻酔医の娘役。中井の父親を緒形拳(71)、黒木の弟を神木隆之介(15)が演じる。

 「テレビの現場が、役者も含めて悪くなっている。そういう役者を極力なくしてほしい」と話す倉本氏にとって、今回はベストな配役。1人1人の役者を思い浮かべながら脚本を書き上げた。黒木は昨年のフジ系「拝啓、父上様」に続く起用。「素晴らしい。若いのに、こびたりしないのがいい。女優として、演技はまだこれからのところもあるけれど、素材がいい」と激賞した。