ジャーナリストの田原総一朗氏が4月、テレビ朝日の討論番組で拉致被害者の有本恵子さんらについて「生きていない」と発言したことで精神的に傷つけられたとして、有本さんの両親が16日、田原氏に計1000万円の慰謝料を求め神戸地裁に提訴した。
訴状によると、田原氏は4月25日未明の「朝まで生テレビ!」で横田めぐみさんと有本さんに関して「外務省も生きてないことは分かっている」などと発言。有本さんの両親の感情を傷つけたとしている。
提訴後に記者会見した母嘉代子さん(83)は「怒りを抑えることができない」とする一方で「外務大臣は(この発言内容を)否定している。田原氏とどちらが正しいのかはっきりさせたい」と話した。
発言をめぐっては5月、拉致被害者家族会と「救う会」が田原氏とテレビ朝日に抗議文を送付。田原氏は文書で「ご家族のお心を傷つけたことをおわび申し上げます」とした上で「情報源をお教えできない」と回答していた。
田原氏は共同通信の取材に「乱暴な表現だったが外務省高官への取材に基づいた発言だ。取材源は明かさないが、取材の録音テープを裁判に証拠として提出する用意もある」と話している。(共同)
[2009年7月16日19時53分]ソーシャルブックマーク




