「憧れのハワイ航路」「悲しい酒」など多くのヒット曲を生み、5月に死去した作詞家石本美由起さんのお別れの会が28日、都内のホテルで開かれ、歌手島倉千代子や音楽関係者ら約1000人が最後の別れを惜しんだ。

 石本さんの代表曲が静かに流れる中、参列者が次々に献花。白や紫などの花で彩られた祭壇の中心には穏やかな表情を浮かべる遺影が置かれた。

 ヒット曲「長良川艶歌」の提供を受けた歌手五木ひろしは「先生の作品は流行歌の中にも文学と気品があった。先生にお会いし、同じ時代を歩けたことは僕の宝です」と話した。

 [2009年7月28日18時54分]ソーシャルブックマーク