漆芸作品を専門に集めた岩山漆芸美術館(盛岡市)が1日、韓流スターのペ・ヨンジュンを名誉館長に迎えて再オープンした。セレモニーでは、ペ・ヨンジュンが「漆芸術をたくさん勉強し、より深く知ってもらえるよう努力したい」と話した映像が上映された。
リニューアルした特別展示室では、ペ・ヨンジュンが今年2月、同館で描いた漆絵「愛」(80センチ×120センチ)のほか、館内での制作風景を撮影したビデオも上映している。
同館は、東京の目黒雅叙園で室内装飾の復元を手掛けたことなどで知られる韓国出身の漆工芸家全龍福さんが館長。昨年11月、改築工事などのため一時閉館した。
名誉館長就任は、ペ・ヨンジュンが昨年末、書籍執筆のため、韓国で全さんを取材したことがきっかけ。その後、ペ・ヨンジュンが全さんに弟子入りを志願。今年2月にお忍びで来館し、1週間泊まり込みで漆芸の指導を受けた。
ペ・ヨンジュンは「日韓の文化を紹介する役割を果たしたい」と話しているといい、全さんは「繊細で慎重。伝統工芸に対する意欲が高い」とペ・ヨンジュンが漆芸に取り組む姿勢を高く評価している。
全さんによると、ペ・ヨンジュンは韓国の自宅に工房を設けて精力的に創作活動を続けており、同美術館への展示点数も順次、増やす予定という。
美術館を訪れた盛岡市の主婦杉本栄子さん(68)は「ペさんの作品を通じて人柄に触れてみたい」と声を弾ませた。
[2009年8月1日12時53分]ソーシャルブックマーク




