酒井法子被告(38)が覚せい剤取締法違反(所持)で起訴された余波が広がっている。同被告がプロデュースしたブランド「PP

 rikorino」の帽子メーカー関係者が7日、都内で取材に応じ、商品を回収し、自社ブランドで再販売するための作業を開始したことを明かした。機能性でも人気商品だったが、1億円近い損失が出るとした。早くも冬のボーナスへの影響を心配する声もあるという。

 ブランドは03年に立ち上がった。20代、30代の既婚女性をターゲットにし、手ごろな価格設定も人気だった。数々の商品の中で人気が高かったのが帽子で、ブランドが立ち上がった初期に伊藤忠商事とライセンス契約した帽子メーカーは、多くのブランド製品を作る老舗。酒井被告に逮捕状が出た8月7日に、店頭から回収が始まった。全国の量販店などで流通しているため、回収作業は続いている。

 [2009年9月8日6時17分]ソーシャルブックマーク