青森県出身の歌手吉幾三が総監督を務める社会人野球チームにかつて所属し、暴行と恐喝の罪に問われた元少年(20)に、青森地裁は24日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。

 野球チーム「ブルーズヨシフォレスト」事務局によると、元少年は今年9月からの部費を払っておらず、連絡が取れなくなっていた。13日の初公判後、元少年の両親に退部を告げたとし「若い選手に今後このようなことがないよう徹底したい」とコメントした。

 福家康史裁判官は「動機は身勝手で犯行は悪質」とする一方「素直に認め反省している」と執行猶予の理由を述べた。

 判決によると、元少年は19歳だった9月22日、青森市の公園で交際相手をめぐりトラブルになっていた当時24歳の自衛官の腹部を殴って「殴られるのが嫌なら金を払え」と脅すなどし、現金4000円を奪った。(共同)

 [2009年11月24日17時40分]ソーシャルブックマーク