ヌード写真集の撮影をめぐり、警視庁が公然わいせつ容疑で写真家篠山紀信さん(69)の事務所などを家宅捜索したことに対し、日本ペンクラブ(阿刀田高会長)は15日、「屋外での写真撮影への公権力介入を憂慮する」との声明を出した。

 声明は「表現活動の一環である撮影行為に対して、公権力の介入が恣意(しい)的に行われるのはあってはならない」と指摘。今回の家宅捜索について「表現活動への萎縮(いしゅく)をもたらし、公権力による事前抑制行為となりかねない」としている。(共同)

 [2009年12月16日2時38分]ソーシャルブックマーク