作家で劇作家の井上ひさし氏(75)が肺がんで治療中であることが16日、分かった。経過は良好で、来年春には夏に上演する新作戯曲の執筆を始めたいという。

 井上さんの劇団こまつ座によると、10月末に肺がんと診断され、11月から抗がん剤投与を受けながら自宅で療養している。

 井上さんは日本芸術院の新会員に選出されたが、今月15日の伝達式を欠席した。

 [2009年12月16日12時10分]ソーシャルブックマーク