歌舞伎俳優市川亀治郎(34)が、演出家蜷川幸雄氏(74)とタッグを組むシェークスピア喜劇「じゃじゃ馬馴らし」(10月14~30日、さいたま市彩の国さいたま芸術劇場)で女役に挑戦することが4日、分かった。気の強い女性キャタリーナ役で主演。蜷川演出&シェークスピア劇初挑戦の筧利夫(47)山本裕典(22)が共演する。

 蜷川氏が歌舞伎に挑戦した「NINAGAWA十二夜」で亀治郎は腰元麻阿を好演。蜷川氏は「なんて才能ある役者さんなんだろうと思いました。シェークスピアの女形をやってもらったら、どんなに面白いかとひらめいて『じゃじゃ馬馴らしをやろう、やろう』と口説きました。どんなシェークスピア女優になるか楽しみです」と話した。

 [2010年5月5日6時8分]ソーシャルブックマーク