おばあさん役で親しまれ、4月27日に肺炎のため98歳で亡くなった女優北林谷栄さん(きたばやし・たにえ、本名安藤令子=あんどう・れいこ)の「お別れの会」が11日、東京・紀伊国屋サザンシアターで行われた。劇団民芸代表の俳優大滝秀治(85)が「劇団創立60年の年に北林さんは亡くなりました。かけがえのない大事な大事な人でした。これから残った私たちが劇団をきっちりと、しっかりと、立ち続けていきたい」とあいさつした。遺影は約15年前、北林さんが雑誌の取材で撮影したリンゴを頭に乗せている写真。北林さんが気に入っている1枚だったという。

 [2010年7月11日17時42分]ソーシャルブックマーク