女優の橋本愛(28)が、映画「ハピネス」(篠原哲雄監督、5月17日公開)完成披露試写会に出席した。

今作は窪塚愛流(20)と蒔田彩珠(21)が主演を務める、作家・嶽本野ばら氏の同名小説の実写化作品。余命一週間を宣告された高校生の由茉(蒔田)と、彼女との残り少ない時間で幸せな日々を作り上げることに協力する雪夫(窪塚)のラブストーリー。

作品のストーリーにちなみ、“奇跡の出会い”についてトーク。橋本は「沢山あるんですけど、うちの祖母が最近亡くなったんです」と家族の死去を告白。「小さいころから育ててきてもらった。近しい人がいなくなるのは初めての体験で。最近は体の半分以上がサメに食われたみたいな、自分が自分じゃなくなったみたいな感覚でした」と喪失感に包まれたという。「今もまだ修復できてないんです。悲しくて悲しくてしょうがないけど、やっぱり悲しめるって幸せだよなと思いました。これだけ『悲しい』と思える人がいる人生って絶対幸せだよなと思います。心ではまだ幸せだってあんまり思わないけど、頭ではすごくよい出会いだったなと思いました」と祖母との出会いと別れに感謝した。 

命と向き合う様を描いた本作に「由茉(蒔田)の強さに胸打たれたりとか、雪夫(窪塚)くんの人を見送る強さだったり、そういったものを感じられる映画になったんじゃないかなと思います」と思いをはせた。