覚せい剤取締法違反(使用)で逮捕、起訴された俳優清水健太郎被告(58=本名・園田巌)の判決公判が16日開かれ、東京地裁は懲役1年10月(求刑懲役2年6月)を言い渡した。同被告は04年5月に現行犯逮捕された際の、家宅捜索で見つからなかった覚せい剤を2年前に発見し、今年4月か5月に都内の自宅で使用。それがなくなると8月5日には、刑務所で知り合った元暴力団関係者(39)を通じて売人から覚せい剤を入手し、あぶって3度吸引して同18日に逮捕された。

 清水被告は判決を聞き「はい」とうなずいた後、退廷する際には支援者らに笑みを浮かべた。また16日までに、同被告に覚せい剤を販売したとして、職業不詳愛甲宏容疑者(23)が逮捕された。同容疑者は10月に逮捕後処分保留で釈放された、元暴力団関係者男性(39)から清水被告を紹介され、8月5日に清水被告に覚せい剤約0・2グラムを1万2000円で販売した。

 [2010年11月16日19時32分]ソーシャルブックマーク