歌手倖田来未(28)が5日、東京ドームに4万7000人を集め、デビュー10周年記念公演「KODA

 KUMI

 10th

 Anniversary~FANTASIA~」を開催した。6日のデビュー記念日を前にした07年以来2度目の東京ドーム公演で、10周年の集大成ライブとなった。

 「喜怒哀楽」をテーマとした4部構成で、オープニングは「Butterfly」を歌いながらメーンステージに100メートルのフライングで登場。14人のダンサーを従え、ヒット曲の数々をハードに、セクシーに、しっとりと聞かせた。

 「喜」はピンク、「怒」は赤、「哀」は青、「楽」は黄と、4部を色分けし、衣装もそれぞれ凝るなど巧みな演出が際だった。さらには、各部それぞれの幕あいに大小5つのビジョンにドラマ仕立ての映像を流し、「喜怒哀楽」のキャラクターを持った4人の倖田来未が登場。幕あいでも観衆を楽しませ、魅了した。

 アンコールでは妹のmisono(26)も登場。「好きで、好きで、好きで。」「walk」などダブルアンコールも含め全45曲を歌いきり、思わず涙するシーンもあった。倖田は「売れへん時や太っていた時とか、思い出します。エイベックスという会社に入ったら、すぐ売れると思っていたけど、大間違いでした。でも下積み時代があったかあらこそ、ファンのみなさんを大切に感じられる。すぐに東京ドームでできていたら、てんぐになっていたと思う」と10年間の熱い思いを口にした。そして「10年の最終日をみなさんと迎えられてうれしい。明日から11周年目。新たな挑戦に向けてたくさんの感動と喜びを与えられるように頑張ります。みなさんも大きな夢を抱いてください」と話した。

 [2010年12月5日21時38分]ソーシャルブックマーク