引退を表明していた歌手二葉百合子(79)が6日、超満員の東京・渋谷のNHKホールで全国49カ所を回った「さよなら公演」のファイナルを行い、歌手生活77年に幕を下ろした。

 「声が出るうちに辞めようと決めていた」という二葉は、その言葉通り「雪月花」から最後の代表曲「岸壁の母」まで、変わらぬ歌声で超満員のファンを魅了した。この日、原田悠里、坂本冬美、藤あや子、石原詢子、島津亜矢、湯原昌幸ら二葉の弟子たちや五木ひろし、秋元順子もゲストとして登場した。父が浪曲師で幼少の時から親交のある女優泉ピン子もゲストとしてステージに上がり、「辞めなくていい!今日を再スタートの日にすればいい」と惜しんでいた。