東京と大阪で原発稼働の是非を問う住民投票の実施を求めている市民団体「みんなで決めよう『原発』国民投票」が21日、大阪市で署名活動を実施し、俳優の山本太郎も参加した。

 午前10時すぎに南海難波駅前に姿を見せた山本は「大阪の電力のために地方を犠牲にしていいのか。皆さんの命の問題でもある原発を止めよう」と署名を呼び掛けた。

 市民団体は大阪市が関西電力の筆頭株主であることから、同市での住民投票実施を求めている。住民投票条例を制定するための直接請求には有権者の50分の1の署名が必要で、大阪市では4万2000人分。市民団体は6万人分を目標にしている。

 市民団体は東京都での住民投票の実施を求める署名活動もしており、山本は東京の請求代表者を務めている。東京電力や関電が持つ稼働中や停止中の全ての原発の是非を住民投票で問いたい考え。