かつて宗教団体によるマインドコントロール騒動の渦中にあったタレント飯星景子(49)が23日、オセロ中島知子(40)についてコメントした。日本テレビ系ワイドショー「ミヤネ屋」に生出演し「必ず元に戻るチャンスはある」などと話した。

 飯星は92年、霊感商法などで社会問題化していた宗教団体への入信・脱会をめぐり、騒動の渦中にあった。「娘を取り戻す」と表明した父で作家の故飯干晃一氏により救われた経験を持つ。

 洗脳状態にあった当時について飯星は「ブレない自分にあこがれていた。ブレないものさしがほしかったんだと思う」。宮根誠司キャスターから「ビシッと言うてくれる人がほしいんですよね」と水を向けられ「とても楽だったんだと思う。わなや、マンホールにスポッと入ってしまう」と振り返った。マインドコントロールについて「浴槽にコップ1杯ずつの赤い水を入れられているうち、ある日真っ赤なお湯になってもお風呂だと思って入っている状態」と説明した。

 父の晃一氏に連れ出され、カウンセラーに会ったことが脱会への第一歩だったという。「中島さんの素晴らしい核の部分は必ず残っている。ガチガチに巻かれた糸を専門のカウンセラーにほどいてもらうのが大事。宗教や占い師など、気持ちをコントロールされる団体に入って人格が破壊された人でも、必ず戻るチャンスはある」と話した。