映画4作品のレンタルソフトについて、「TSUTAYA(ツタヤ)」でしか借りられないよう独占契約を結ぼうとしているとして、中小のレンタル店経営会社14社が5日、発売元のソニー・ピクチャーズエンタテインメントに、自社店舗でもレンタル営業できるよう確認を求める仮処分を東京地裁に申し立てた。

 14社側の代理人弁護士などによると、対象は映画「アメイジング・スパイダーマン」や「トータル・リコール」など。

 ソニー・ピクチャーズは近く、ツタヤを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブと、4作品の独占レンタル権を与える契約を結ぶ可能性があり、レンタルができなくなれば大きな損害を受けるとしている。

 ソニー・ピクチャーズは「お話しできることがないので、現時点でのコメントは差し控えたい」としている。