歌舞伎俳優尾上菊之助（３５）が１４日、都内ホテルで、中村吉右衛門（６８）の四女波野瓔子（ようこ）さん（３０）と結納を行った。菊之助、菊之助の父尾上菊五郎、吉右衛門との一問一答は以下の通り。

　－最初に話を聞いた時どう思った

　菊五郎

　娘のしのぶがフランス人のだんなをもらった時よりびっくりしました。まさかこの年になって、播磨屋さんと姻戚関係になるとは思ってなかった。去年の１２月、６人で会食しまして、趣味や、何ができるとかできないとか、和気あいあいと話しました。

　吉右衛門

　あまりにも急だったので「いいのこんなんで？」と言ってしまった。梨園に嫁がせるつもりはなく、一般の家庭にもらっていただければありがたいと思っていた。何にも教えていません。（菊之助は）１月にお相撲さんの役をやっていたので押しが強かった。がぶり寄られました（笑い）。

　－孫は

　菊五郎

　プレッシャーかけちゃかわいそうですよ。授かりものですから。

　吉右衛門

　これからもっといろんなプレッシャーがかかりますからね。

　－尾上家のルールは

　菊五郎

　初めての食事会で「何もいらないよ、パンツ一丁で来ればいいから」と言いました。

　－歌舞伎座の開場や今後に向けて

　菊五郎

　（訃報が続き）さみしいこともあったんですが、逆に２人をせっつきまして「おめでたいことは早い方がいい」と言いました。

　吉右衛門

　次代の菊之助さんたちに頑張ってもらえるよう内助の功を発揮してもらえれば。

　－バレンタインのチョコレートは

　菊之助

　会見の前に、きれいなハンカチをもらいました。

　吉右衛門

　ハンカチは別れの象徴じゃないの？

　菊五郎

　おとっつぁんの涙をふこうと思ったんだよ（笑い）。