芸能生活50周年を迎えた西郷輝彦(66)が23日、都内で著書「西郷力。

 志を鍛えるための7カ条」(徳間書店)の発売記念イベントを行った。

 御三家の1人として人気を誇った自身の歌手、役者人生を振り返り、また団塊の世代の代表として後輩たちに熱い思いも伝えている。「しゃにむに前に進んできた50年。家族、仕事、恋愛、子どもたち…。元気のなくなった団塊の世代の代表として、言ってみたいことを書き連ねました」。

 1964年(昭39)2月に「君だけを」でデビューして50周年。自身の芸能生活を振り返り、「デビュー曲が当たって歌手になれたこと、10年で俳優になれたこと、そして50年たってまだ生きていること」と思い出を語った。「御三家」の盟友である橋幸夫、舟木一夫にも触れ、「(連絡は)ほとんどないですね。仕事の上での仲間で、そういう(連絡を取り合う)友だちじゃないので。3人が3人、生き方が違うから」と、永遠のライバル関係であることを強調した。

 「西郷力。」には、現在妊娠6カ月の長女でタレントの辺見えみり(36)ら家族のことも記されている。「えみりにはまだ贈ってないけど、違う娘たちは今、読んでいると思う」。家族とのコミュニケーションも大事にしており、「メールやったり、ラインでつながってたりと、意外と細かくね」と笑った。

 えみりが、9日のブログで「女の子っぽい」とつづったことを取材陣から教えられると、「女の子?

 あっそう。うちは女系だからね。何か信じられない。どういう顔していいか分からないな」と、待望の初孫の話題に喜びを隠せなかった。また、えみりには「とにかく仲良く、お互い理解しあって。子供ができれば母親の顔になるでしょう」とエールを送った。