「桂雀松改メ

 三代目

 桂文之助襲名披露公演」が6日、大阪市内で開かれた。3代目桂文之助(57)は「替り目」を披露し、「名前に負けないように頑張りたい」と83年ぶりに復活した大名跡に恥じない活躍を誓った。

 口上には同じ桂米朝門下の桂ざこば(66)桂南光(61)のほか、上方落語協会会長の桂文枝(70)同副会長の笑福亭鶴瓶(61)も登場した。文枝から、文之助が上方落語協会が毎年開催する「彦八まつり」の実行委員長を来年務めることが発表されたが、お堅い話?

 はそれぐらい。ざこばや鶴瓶は「(文之助との)思い出がさほどない」ときつめの冗談を飛ばした。またざこばが鶴瓶に「ムカつきまっせ。『半沢直樹』のネジ持ってきてる」と突っ込むと、鶴瓶は、ドラマ「半沢直樹」で使った小道具のネジを「これがそのネジです」と取り出し、場内の爆笑を誘った。

 文之助は終演後「(ネジを)鶴瓶さんに見せてもらったが、触らせてもらえませんでした(笑い)」と苦笑い。だが「見に来ていただいたお客さんからの料金以上に、2倍、3倍お返ししたい」と意気込んだ。