8月に母で歌手の藤圭子さん(享年62)を亡くした宇多田ヒカル(30)が15日、パーソナリティーを務めるインターFM「KUMA

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 Hikaru」の放送を再開した。毎月第3火曜日に放送しているが、前回9月17日放送分は「気持ちを整理するための時間が欲しい」と中止。2カ月ぶりの再開となったこの日の放送の冒頭で、「こんなにオープニングで何を言っていいか分からず、(収録を)取り直すのは第1回目以来。先月お休みして、ご心配、ご迷惑をおかけしたと思いますが、私は大丈夫、心配無用です。たくさんの方のサポートがあり、感謝しています」などと話した。

 自身の番組を中止した9月17日は、同2日に放送したDJ都築響一による藤圭子さんの追悼番組「Roadside

 Radio」を再放送した。宇多田は母の追悼番組にも触れ、「まさか母の特集がインターFMで流れるなんて夢にも思わなかった。母も喜んでくれたのでは」と思いを語った。

 番組再開となったこの日は、宇多田が好きなアーティストの「代表曲じゃないけど、(宇多田が)一番好きな曲」を特集して流した。番組冒頭こそ、珍しく緊張気味だったが、エルトン・ジョン、スティービー・ワンダー、スティング、プリンスらの「一押し曲」をオンエアするうちに、いつもの陽気な宇多田に戻っていた。