トニー賞受賞の米ミュージカルスター、ヒントン・バトル(57)が8日、大阪・なんばグランド花月(NGK)で、吉本新喜劇にゲスト出演した。87年、新装されたNGKのこけら落とし公演で上演され、今月14日から同劇場で再演となる「アメリカン・バラエティ・バン」のため、来日しており、新喜劇では、座長・川畑泰史(46)のギャグに、ダンサーらしく豪快で華麗にコケてみせた。

 ヒントンは「101年も続いている吉本興業で、吉本新喜劇の中に加わり、すごい才能のある芸人の皆さんと一緒に舞台に立てたことを、本当に光栄に思います。もう1回やりたい(出たい)」と、すっかり感動したようで、再出演を直訴。川畑も「20数年、誰かのギャグでコケてきましたが、あれほどキレイなコケはなかった」。ダンスの達人らしい、切れ味鋭い身のこなしに脱帽した。

 また、26年ぶり再演となる「アメリカン-」について、ヒントンは「戻ってこれてうれしい。今回の公演には、26年前にはなかったヒップホップや、ジャズなどの要素もたくさん入っているので、それを見ていただくのが楽しみ」と話していた。