<第64回NHK紅白歌合戦>◇31日◇NHKホール

 紅組司会の綾瀬はるか(28)が東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」を歌うコーナーで、被災した子供たちを思い、涙を流しながら歌った。

 綾瀬は、歌唱前、主演した「八重の桜」の舞台となった福島を訪ね、被災者の子供たちとふれあったと紹介。「つらい境遇でも夢をいだき」と言うと涙で言葉を詰まらせた。

 会場からは「ガンバレー」という声援がかかる中、「子供たちの夢はいつかきっと花開くと信じて」と言うと、泣きながら歌い始めた。

 30日のリハーサルでは緊張のあまり、音程がズレて吹き出しそうになり、歌詞につまる場面もあって泣いた。

 本番ではミスなく歌ったが、感極まり、連日の涙となった。