司会者としても活躍した歌手やしきたかじんさん(享年64)が亡くなって1カ月が過ぎたが、関西テレビは8日正午から特番「追悼!やしきたかじん

 追悼ってなめとんか!

 やしきたかじんを全部しゃべり倒したらぁ~SP!!」を放送する。

 親交が深かったフリーアナウンサーの宮根誠司氏(50)が進行役を務め、桂ざこば(66)オール阪神(56)巨人(62)大平サブロー(57)ら芸人仲間や、歌手天童よしみ(59)研ナオコ(60)タレント中山秀征(46)ら、たかじんさんゆかりの著名人が多数出演。たかじんさんのヒット曲「東京」を作詞した及川眠子(ねこ=53)も登場し、たかじんさんをしのんだ。

 番組は、40歳ごろにブレークしたたかじんさんの半生を「1部

 ブレーク前夜」「2部

 歌手たかじん」「3部

 ブレーク後」と3部に分けて構成。スタジオにはたかじんさんが愛用していた指し棒やキャップ、タバコ、メガネが並べられた。

 90年代半ば、大阪・MBSテレビで司会共演していた研は「第一印象は、シャイな方。(たかじんさんは)目を見て話すことができなかった。東京と大阪のどちらで撮るかとなったとき、東京が嫌いだと聞いていたので私が大阪に行きますと言った」と明かした。

 また、ブレーク前のMBSラジオ「ヤングタウン」時代からを知る阪神・巨人、雀々らは、若き日のたかじんさんの“女癖”を暴露。巨人は「当時彼女が2人いたが、そのうち1人をとられた」。同じマンションに住んでいたこともある雀々は「自分は新婚だったのに、毎日(違う)女の子と一緒に家にきていた」と、やんちゃな素顔を語った。

 また、歌手としての顔を掘り下げた2部では「東京」の作詞を担当した及川が「コンサートで『もう1度、東京で勝負したい』と話していたのを聞いていたので(東京という曲を作り)なんとか全国区にしたかった」と話した。関西で司会者として絶大な人気を誇りながらも、歌手としての全国進出をひそかに願っていた本音も明らかにした。