宝塚歌劇団の雪組トップ娘役愛加(まなか)あゆは、すでに退団発表をしている同組トップスター壮一帆と同時退団することが17日、同劇団から発表された。

 壮は、東京宝塚劇場で8月31日に千秋楽を迎える「一夢庵風流記

 前田慶次」「My

 Dream

 TAKARAZUKA」で退団することを発表しており、愛加も同日付で退団する。愛加は18日午前、兵庫県宝塚市内の同劇団で退団会見を行う。

 愛加は、子役としてテレビドラマ「高校教師」に出演するなど、芸能活動の経験があったが、中学時代に、現星組トップ娘役で実姉・夢咲ねねの勧めで宝塚を知り、受験を決意。03年、宝塚音楽学校に合格し、05年、劇団に入団した。

 09年8月「ロシアン・ブルー

 -魔女への鉄槌-」で新人公演初ヒロイン。10年10月には、前トップ音月桂のプレお披露目公演「はじめて愛した」でヒロインに抜てきされるなどし、12年12月に、現トップ壮の就任とともにトップ娘役に就いた。今年100周年の劇団史上でも、例を見ない姉妹同時トップ娘役の誕生で話題を呼んだ。