文化放送定例社長会見が18日、都内の同局で行われ、みのもんた(69)がレギュラーを務める文化放送「みのもんたのウィークエンドをつかまえろ」(土曜午後1時)が、3月29日の放送をもって終了することが正式に発表された。同時に4月から、みのがメーンで出演する新番組をスタートすることも紹介された。

 「みのもんたの-」は87年4月にスタートした長寿番組。昨年9月にみのの次男が窃盗未遂事件で逮捕されたことをうけ、スポンサー2社がこれまでCMの放送を自粛する異常な状態が続いていた。同局は番組終了について「総合的に判断した」と説明した。スポンサーの問題が影響したことには「要因の1つではあるが、それだけではない」と語るにとどめた。

 一方、三木明博社長は「パーソナリティーとしてのみのさんの力量はまだ新しい展開ができる。力量を伸ばしていける余地があると評価した」とし、新番組で、みのが同局で仕事を継続する理由を説明した。新番組の放送枠は毎週日曜の夕方とされ、タイトルや具体的な放送枠などは検討中というが情報バラエティーに近い形という。東京、時代、日本、人間味などを切り口に身近な物を再発見する編成方針にそった形で毎週1つのテーマでの対談なども検討中とした。

 新番組のスポンサーは新たにセールスすることになり、放送を自粛していた2社から変更となる可能性もあるという。

 同局は、みの反応について「土曜の番組が終了することは残念そうだが、新番組を提示してくれたことには非常に喜んでいる。やる気をみせている」と説明した。