女優中山美穂(44)との離婚騒動の渦中にある、芥川賞作家でミュージシャンの辻仁成(54)が28日、演出を手がける舞台「海峡の光」(4月11~29日、東京・よみうり大手町ホール)の稽古のため、都内のスタジオに報道後初めて姿を現した。

 全身黒の服に、頭にはサングラスをかけて現れた辻は約50人以上詰めかけた報道陣に、時折苦笑いを見せながら、「すいません」と立ち止まって答えた。「舞台に集中させていただけたらと思います。それから、自分は家族を守ることが、今の自分のすべてなので、よろしくお願いします」と話し、その場を去った。左手の薬指に指輪はなかった。

 報道陣からは「離婚の原因は?」「中山さんとは連絡を取り合っているのか?」などの質問も飛んだが、言及しなかった。

 また舞台に出演する中村獅童(41)も姿を見せ、「僕は全然分からないんで。すいません」とだけ話し、稽古に向かった。