声優で歌手の水樹奈々(34)10枚目のオリジナルアルバムとして、16日にリリースされる「SUPERNAL

 LIBERTY」のリード曲「アパッショナート」の、ミュージックビデオが解禁された。今回の映像も、デビュー当時から映像作品を手がける今井“Lu('')CY”淳也が手がけた。

 水樹は「アパッショナート」のテーマとして「解放」を掲げた。人は生きていく中であらゆる事柄に抑圧されてしまい、自ら限界を決めてしまっているのではないか、もともと自分の中に存在する力や可能性を信じ、解放することで得る事が出来る「自由」があるだろう、という意味を込めたという。水樹は11年に自叙伝「深愛」(幻冬舎)を刊行し、自ら「本当の解放」を知ったという。通算10枚目という記念すべきアルバムに、その解放をテーマに選んだ。

 その思いを、水樹の楽曲を長年手がけてきた今井が映像に込めた。妖艶にたたずむ水樹の腕には、人々の魂の化身とも言われるシロフクロウが止まり、ステージ上部に無数にある電球も、人々の「魂」自身を表現したという。また、鳥かごの中で力強く踊るフラメンコダンサーは、フクロウの化身で閉じ込められた人々の魂で、目隠しをしたバックバンドはとらわれ、縛られた人を表現しているという。ラストシーンで、水樹の上に降り注ぐ無数の花火は、「魂の昇華」を表現しており、最終的には人々の魂が次々と解放されていく、というストーリーだ。

 7日から動画配信サイトYouTube内に水樹オフィシャルチャンネル(https://www.youtube.com/user/mizukinanaKING)も開設し、そこでフル尺を試聴できるという。