NHKは15日、2013年度の受信契約総数が前年度から58万3000件増加し、計3873万件になったと発表した。支払率は1ポイント上昇し74%となった。このうち衛星契約は81万9000件増の計1788万件。

 インターネットを通じて放送済みの番組を配信する「NHKオンデマンド」事業は、08年のサービス開始以来、初めて黒字に。連続テレビ小説「あまちゃん」のヒットなどが原因で、黒字幅は1億3000万円。

 また13年度決算の速報値も発表。受信料収入は、12年10月の値下げの影響で、前年度より42億円減少し6345億円となったものの、固定資産の売却益の増加などで、事業収入は11億円増の6615億円となった。

 事業収入から支出を引いた事業収支差金は182億円で、老朽化した東京都渋谷区の放送センター建て替えのための積み立てに繰り入れる。