重度の肝硬変で入院している元女流棋士でタレントの林葉直子(46)が28日、AKB48の握手会で起きた傷害事件についてブログでコメント。犯人への怒りをあらわにするとともに、警備体制の強化を訴えた。

 「AKBの警備はどうなっているのですか?」とのタイトルでブログを更新した林葉。犯人に対し、「誰でもよかったなんて、本当にひどい話。ナイフではなく、のこぎり。傷跡がのこるのこぎりを選んだところに犯人の身勝手さを強く感じます」と憤慨し、「他人の夢を平気で壊すなんて、許せない。アイドルという名の勝負師たちが、自分の可能性を信じて不安と闘いながら真剣勝負をしている。その戦いを見守りもせず、横から邪魔するなんて絶対に許せません!」と怒りをあらわにした。

 また、警備体制についても「周りにいる大人の人たちは彼女たちをもう少し守ってあげてください」言及。「その昔、テレビ局で浜崎あゆみさんとエレベーターで一緒になったことがありますが、黒服のボディーガードが8人ぐらいついていました」と、他のアーティストの例をあげ、「そこまでするのは難しいでしょうけど、こんな事件が二度と起きないように具体的な対策を実行してください。こういう事件はもう見聞きしたくないですから」とコメントした。

 今回の事件は25日に岩手県滝沢市で開催されたAKB48の握手会で発生。メンバーの川栄李奈(19)と入山杏奈(18)、および警備員男性が刃物を隠し持った男に切りつけられて負傷した。