毎年夏恒例の「七月大歌舞伎」が3日、大阪松竹座で初日(27日まで)を迎え、片岡仁左衛門(70)が地元関西で復帰の舞台に立った。

 仁左衛門は昨年11月に、右肩腱板(けんばん)断裂のため休養し、今年6月の東京・歌舞伎座公演で復帰した。今公演が関西での復帰後初舞台となった。

 仁左衛門は、昼の部幕切れで、歌舞伎3大名作のひとつ「菅原伝授手習鑑」より「寺子屋」に出演。悲劇の松王丸を演じ、客席から大きな拍手が起こっていた。