歌手ASKA(本名宮崎重明)被告(56)と共謀して覚せい剤を所持した疑いで逮捕され、その後、覚せい剤取締法違反(使用)の罪に問われた知人の栩内香澄美被告(37)の初公判が22日、東京地裁(鈴木巧裁判官)で開かれた。

 栩内被告は無罪を主張。罪状認否で「私が使用したことはありません。尿検査などの鑑定が出たようですが、その事実はありません。鑑定の誤りか、第三者が知らない間に私に使用したかです。私は無罪を主張します」と、弁護人が手渡した書面を読み上げた。

 栩内被告は5月、東京都港区の自宅マンション室内で少量の覚せい剤を所持したなどの疑いでASKA被告と共に逮捕され、6月、都内などで覚せい剤を使用したとして起訴された。起訴状では、栩内被告は都内の自宅、北海道、大分で覚せい剤を使用したとしている。

 栩内被告は、白が基調で黒のラインが入ったブラウスを着用。茶のふちのメガネをかけ、落ち着いた表情のまま被告人席に座った。罪状認否の際も、小さいながらも落ち着いた声で無罪を訴えた。