EXILE

 TRIBE(一族)による全国ツアーの東京公演が27日、東京ドームで行われた。

 アリーナ中央に設けたステージセットは、ドームの天井に届きそうな巨大なタワーで高さ約45メートル。会場の隅々から巨大映像が見える大仕掛けで、満員の約5万1000人のファン全員が憧れのスターたちを大画面で楽しんだ。

 会場を埋め尽くす若い女性ファンたちのエネルギーもすごい。約4時間半で全41曲の公演中ずっと立ちっぱなし。息をつかせぬようなスピーディーで豪華絢爛(けんらん)な演出の数々に目を凝らし、声をからして黄色い声援を最後まで送り続けた。

 それに応えるようにEXILE、三代目J

 Soul

 Brothers、GENERATIONS、E-girlsら95人のアーティストを含む291人の出演者全員が、時間を感じさせないこん身のパフォーマンスを繰り広げた。

 EXILEのTAKAHIRO(29)はソロコーナーで「Love

 Story」など3曲を熱唱。「大阪でスタートしたツアーもおかげさまで大盛り上がり。今日も負けないでいきましょう!」と気合十分に絶叫。続けて、今ツアーに不参加のATSUSHI(34)に触れて、「来年は2人のボーカルで頑張っていきます」と話した。そしてアンコールになると、この日が13年前の01年にEXILEがデビューした記念日だったと紹介。「今日という日を皆さんと一緒でうれしい。14年目に突入します」と高らかに宣言した。

 今年のEXILE

 TRIBEは「パーフェクトイヤー」と題し、計13のプロジェクトを実施して200万人以上を動員する予定。今ツアーは当初の10公演が、ファンの要望から3度の追加公演を重ねて18公演となり、約82万人を動員する。