水嶋ヒロ(29)が18日、東京・新宿ピカデリーで行われた主演映画「黒執事」(大谷健太郎、さとうけいいち監督)初日舞台あいさつで感極まって涙した。共演者の山本美月(22)が泣いたのを見て「あぁ…ちょっと今は無理だわ」と言って涙を流した。

 水嶋は、世界42の国と地域で発刊され、累計発行部数1400万部超の漫画がアニメ化された人気作を実写化したことに、反発の声があることについて、共同プロデューサーの立場から原作へのリスペクトの思いを語った。

 「原作のリスペクトがないと一部で声がありますが、僕らが持ち続けていた思いは、原作のファンが原作を支え、アニメ化されてファンが広がったことで実写化が実現できた、ということ。皆さんが作ってくれた土台への感謝を、一瞬たりとも忘れたことはありません。胸に留めながら1カット1カット、地道にその時の最高の仕事をしようと思ってやったのが『黒執事』です」

 原作の漫画家、枢(とぼそ)やな氏のファン、そして2シーズンにわたって制作されたアニメのファンに対するリスペクトの思いを訴えた。

 この日は剛力彩芽(21)優香(33)大谷監督も登壇した。