俳優伊藤淳史(30)が、29日、都内で映画「チーム・バチスタFINAL

 ケルベロスの肖像」(星野和成監督)の初日舞台あいさつを行い、共演仲村トオル(48)の言葉に感極まって涙を流した。

 08年にスタートしたドラマシリーズの最終章としての作品。仲村から「現場を明るく楽しくし、いい作品を作ろうという姿勢を保てたのは伊藤君の笑顔のおかげ。ありがとう」と言われた伊藤は思わず涙を流した。

 伊藤は「6年間、いいことばかりじゃなかったけど、笑顔でいられる場所を作ってくれたのはこの作品。そして何よりもトオルさんのおかげでここまで来ることができた。ありがとうございました」と声を詰まらせ、仲村と抱き合った。

 会場では2人の仲のよさをうかがわせるエピソードも紹介。伊藤は「トオルさんは毎日、現場の入り時間に10分遅れる。それでも撮影開始には間に合うかっこよさ。遅れなかったような顔をしてくるんです。おとこ気がある」。

 仲村は「伊藤君は裏での頑張り、悩みを表に出さない。ルックス以上に大きく見える」と語った。

 作品は現代医療ドラマの問題点を描くミステリー。会場には共演の桐谷美玲、栗山千明、西島秀俊も姿を見せた。