有村架純(21)が2日夜、東京国際フォーラムで行われたスタジオジブリ最新作「思い出のマーニー」(米林宏昌監督、19日公開)完成披露試写会で感極まって涙した。ヒロインのマーニーを演じた有村は「収録をした日から今日まで、あまり(出演した)実感が湧かなくて。いい作品に自分が参加できているということが、本当に夢みたいで…なんか…。声優も本当に初めて挑戦させていただいたので、自分の中ですごく不安もあったんですけど、こういう風に舞台に立てていることをすごくうれしく思う」と言い、大粒の涙を流した。

 そして、ダブルヒロインの杏奈を演じた高月彩良(さら、16)を見て、「杏奈ちゃんが高月さんで本当に良かったなって思います。杏奈と一緒に収録したんですけども、杏奈が隣にいてくれたから演じることができました。ありがとう」と頭を下げた。高月も笑顔で礼を返した。

 また舞台あいさつのオープニングで、米歌手プリシラ・アーン(30)が、ジブリ初の全編英歌詞の主題歌「ファイン・オン・ザ・アウトサイド」を生で披露した。有村、高月、アーンのほか松嶋菜々子(40)寺島進(50)根岸季衣(60)森山良子(66)黒木瞳(53)と米林監督が登壇した。