創立120周年を迎えた新派公演「婦系図」「鹿鳴館」(29日まで)が6日、東京・新橋演舞場で幕を開けた。両作品とも新派の代表作で、泉鏡花作「婦系図」(昼の部)は波乃久里子と片岡仁左衛門、三島由紀夫作「鹿鳴館」(夜の部)は水谷八重子、市川団十郎、西郷輝彦が共演。水谷は「120年という節目がスタートとなるよう頑張ります」、波乃も「新派のホームグラウンドである演舞場での素晴らしいお芝居をお楽しみください」。夜の部で坂田藤十郎、舟木一夫、中村勘三郎、藤山直美ら日替わりゲストが登場する。