3月に音楽劇「トゥーランドット」で主演し、8月8日の北京五輪開会式で歌うことが決まっているアジアの歌姫アーメイ(35)が9月22、23日に東京・赤坂ACTシアターで日本初ライブを行うことが30日、分かった。

 アーメイは出身の台湾だけでなく、中国、香港、シンガポールなどで圧倒的人気があり、上海の8万人コンサートを皮切りにワールドツアーも敢行している。北京五輪ではテーマソング候補曲にアーメイがデュエットで歌う「フォーエバー・フレンズ」が選ばれ、40億人が見ると言われる開会式にジャッキー・チェンらと参加、歌声を披露する。

 日本デビューとなった「トゥーランドット」では岸谷五朗らを相手に主役の姫を演じて高い評価を受け、5月の名古屋公演の出演料を中国・四川大地震の被災者に寄付した。台湾の報道によると500万台湾ドル(約1750万円)だったという。凱旋(がいせん)記念となる今回のライブでは「トゥーランドット」のテーマ曲「運命の二人」や日本語の曲も歌う予定で、9月10日には日本スペシャルベスト盤も発売される。