木村拓哉(35)主演のフジテレビ系連続ドラマ「CHANGE」の14日放送の最終回の視聴率が、関東地区で今年の連ドラ最高の27・4%(関西地区30・0%)を記録した。これまでは仲間由紀恵(28)主演の日本テレビ系「ごくせん」の初回放送(4月19日)の26・4%が最高だった。視聴率はビデオリサーチ調べ。

 最大の見どころは木村が演じる朝倉啓太首相が、テレビを通じて国民に語りかけ、衆院解散を伝える午後9時43分からの22分35秒間のロングスピーチ。スタジオに木村とカメラマン1人だけ残し、1対1で収録した。台本15ページ分のセリフを木村が演じきる間に、約26%の視聴率が約30%へと4ポイントアップした。じわじわと視聴率を上げ、瞬間最高視聴率31・2%に達したのは、スピーチ終了から10分近くたった午後10時15分ごろ。朝倉啓太が、深津絵里(35)演じる秘書の美山理香にプロポーズし、手をつなぐ場面だった。

 木村は「どうか知ってください!

 現場での総理は決して孤独ではなかったということを。たくさんの方に受け取っていただけて、本当にうれしいです。ありがとうございました」とロングスピーチのセリフになぞらえてコメントした。