作家水野敬也氏(32)のベストセラー小説「夢をかなえるゾウ」が舞台化されることが10日、分かった。ダメ人間の僕の前に現れたゾウの姿をした関西弁の神様ガネーシャが説く実践的な成功習慣を織り込んだ小説。現在、130万部を超えており秋にはドラマも放送される。舞台版は12月に東京・品川ステラボール(15~26日)で奈良橋陽子氏の演出で上演されるが、主演以外の共演者がユーザー参加型のwebオーディションから選ばれるのも話題だ。

 マイクロソフトが実施する「MSN

 We舞台」で、参加希望者はその特設サイトに1分間の自己PR動画を投稿。一般ユーザーは投稿されたPR動画を閲覧し、応援したい人に投票する。得票上位者は東京、大阪、名古屋など全国8カ所で開催される公開オーディションに進出。そこで観客の投票によって選ばれた数人が「夢を-」か、大阪のOBP円形ホールで上演される西田シャトナー作・演出の舞台「ソラオの世界」(12月18~25日)に出演する権利を獲得する。さらに両公演を見た審査員の選考によって最優秀者を決め、来年制作される映画や舞台に出演のチャンスもある。

 現在、集まったPR動画は約600本。高嶋政伸と結婚するモデルで女優の美元(29)、かつて「新加勢大周」としてデビューした坂本一生(37)、沢田亜矢子の元マネジャーで「ゴージャス松野」のリング名を持つ松野行秀(47)、水野敬也氏の別キャラで恋愛体育教師として「LOVE理論」などの著書を持つ水野愛也氏、13歳の中学生、空手日本一の劇団女優ら多彩な顔ぶれが応募している。