芸能生活30周年の演歌歌手松原のぶえ(47)が20日に東京・中野サンプラザホールで行う記念コンサートで、オールディーズに初挑戦する。「恋のバカンス」「ダイアナ」など、往年の名曲の日本語カバーが“のぶえ演歌”とマッチング。「物心が付いたときから演歌一筋だったので、口ずさんだこともなくて…。歌うのは47年の人生で初めて。覚えるのに泣きそうです」。

 30周年という節目に何か新しいことをやろうと模索していた際、年配のスタッフから「ぜひオールディーズを」との声が出た。「ファンには自分よりも年配の人が多いので、喜んでもらえるのなら」と決意した。

 歌手生活30年については「プライベートでは結婚、離婚のゴタゴタもありましたが、歌のことでは多くの人と出会えて幸せでした」。20日のコンサートには「30年の集大成をお見せしたい。31年目に向けて、新しいチャレンジをドンドンしていきます」。79年にデビュー曲「おんなの出船」で新人賞を総ナメにした松原。30周年の節目に新たな出船を誓った。