歌手沢田研二(60)が3日、東京ドームで還暦記念コンサート「人間60年

 ジュリー祭り」を行った。真っ赤なスーツなど60歳を意識した4パターンの衣装で登場。約6時間のロングライブのために、半年間の禁酒で体調管理に努めてきた。ザ・タイガース時代の9曲、71年のソロデビュー曲「君をのせて」や、新アルバム収録曲で平和憲法護持を訴えた「我が窮状」など80曲を披露。「年を取ると涙腺がゆるんで…」。時折、感激の涙を浮かべながら、シャウトしっぱなしの“ジュリー三昧(ざんまい)”で、熱視線を送る3万2000人の期待に応えた。「皆さんのおかげで夢を見てこられた。これから1日でも長く歌っていきたい」。68年にザ・タイガースが後楽園球場で初のスタジアムライブを成功させてから40年。妻田中裕子が見守る中、思い出の地で変わらぬエネルギッシュなジュリーを存分に見せつけた。