今年二十三回忌を迎える石原裕次郎さん(享年52)の法要イベントが7月5日に東京・国立競技場で行われることが21日、発表された。
発表会見に出席した裕次郎夫人のまき子さんをはじめ石原プロ関係者も、仰天イベントの案を聞いた当初は言葉を失ったという。企画を一任されたのは同プロ小林専務。まき子さんは「最初はうそだと思いました。裕次郎さんがにぎやかなことが好きだったとはいえ、ちょっとおバカなことを、と思ったりもしました」と苦笑い。「今も信じられない気持ちです」と競技場を見渡した。
国立競技場は裕次郎さんとの縁もあった。まき子さんによると、闘病生活を過ごした慶応病院から近く、神宮外苑で開催される花火大会を病室から楽しんだという。スポーツの試合でわき起こる大歓声に興味を持って耳を傾けたこともあった。まき子さんは「亡くなった病院の近くなので(当時を思い出してしまうことから)今はなるべくこの近くを車で走らないようにしているのですが」と複雑な思いも明かした。それでも「これだけ長く愛してくださったファンの方々に対する感謝の思いとして、ご恩を返したいという気持ちから、このように派手になってもいいのかなと思いました」と納得した経緯を語った。
渡も当初は「何をまたバカなことを」と戸惑ったという。「総持寺で営むことが難しいと判断した末にたどり付いた結論ですが、あり得ないことですよね。ご本尊のお釈迦(しゃか)様がやって来るのは何より驚いてます」。
陣頭指揮を執る小林専務は「雨が降ってもやりが降ってもやる」と鼻息を荒くする。深刻な不況が続く中で巨額を投じる一大イベントの実施に「何をバカなことをするんだと批判も受けるでしょうが、けた違いのスターには常識を打ち破るイベントがふさわしい。我々がいつも心掛けているのは裕次郎さんのスターとしての器を伝えていくことですから」と説明した。
[2009年5月22日6時46分
紙面から]ソーシャルブックマーク




