俳優浅野忠信(35)と歌手Chara(41)が離婚したことが25日、分かった。この日、2人が連名で公式ホームページで報告した。「うまく表現できないのですが、2人でよくよく話し合った末、これからも尊敬しあい、尊重し合っていくために別々の道を歩こうということになりました」としている。2人は95年3月、映画「PiCNiC」の共演をきっかけに結婚し、おしどり夫婦として知られていた。

 浅野の父で、所属事務所の佐藤幸久代表は「仲は良かったです。今こうなっても会うことはもちろんあります。互いに争って別れたわけではありません」と話した。しかし「僕としては(離婚を)止めている立場でした」とし、悩み抜いた末の結論だったようだ。

 2人の多忙さ、すれ違いがあったとしている。浅野への映画オファーは絶えず、ここ数年は1年で2~3作、多い時には5作前後のペースで出演し、短編映画の監督も務めた。また、海外作品も多く、昨年公開の「モンゴル」では、数カ月の海外ロケを2回行った。佐藤氏は「撮影に入ると、70%は家にいないという状況になってしまいます。Charaさんも売れっ子ですし」。

 慰謝料はなく、長女(14)と長男(9)の親権は、詳細は把握していないとした上で「Charaさんの方じゃないかと思います」(佐藤氏)。浅野は10月に映画「ヴィヨンの妻

 桜桃とタンポポ」の公開が控えているが、しばらくは新作の撮影はなく、音楽活動をするという。離婚に関しての会見予定はない。

 [2009年7月26日6時43分

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