「2009神宮外苑花火大会」(日刊スポーツ新聞社主催)が6日、東京・神宮球場や国立競技場などで開催された。解散説が浮上していた韓国のダンスボーカルグループ東方神起はファンの不安を吹き消す熱唱ステージを見せ、ライブ後には解散説を一蹴した。30回目の節目を迎えた夏の風物詩には、4会場と周辺で17万3000人が駆けつけ、1万2000発の花火に酔いしれた。

 

 ライブ後のメンバーの第一声は「すごく楽しかった。また、やりたい」だった。ジュンス(22)ジェジュン(23)ユチョン(23)が所属事務所に対し、専属契約効力停止仮処分を韓国の法廷に申請したことで解散危機が報じられた。この日は、解散危機報道後の初のステージ。5人は騒動の影響を感じさせないパフォーマンスを見せ、ジュンスは「たくさんの人に来ていただいて、ステージに立つのもうれしかった。来年もやりたい。またステージに立ちたいです」とキッパリ。危機説を一蹴した。

 ライブ後、メンバーは間近で特大の花火を見た。ジェジュンは「日本で花火を初めて見たんですけど、花火に(パフォーマンスが)負けましたね。次は花火に勝ちたい」。7月に夢の東京ドーム公演を成功させ、その直後の国立競技場でのライブ。「国立でのワンマンライブも見えたのでは?」と問うと、ジェジュンは「そうですね。アリーナとドームとは違う新鮮な感じ。(満員の)お客さんのプレッシャーもすごかったけどうまくできたと思う」と手応えをつかんだ。

 ライブ直前から「東方神起!

 東方神起!」と2万人を超えるファンの手拍子と掛け声があがった。スポーツ好きのチャンミン(21)は「国立競技場はサッカーW杯予選でテレビで見ていた場所。浴衣の方がいてきれいでした」。

 今後もライブイベントa―nationの出演が続く。ユンホは「まだ、盛り上がるステージもありますし、みなさん、応援よろしくお願いします。次の花火大会も呼んでくれたらうれしいですね」。

 今回は30回目の花火大会。ジェジュンは「40回目は10年後。年を取った分、暑さに負けるかも。でも頑張ります」。ユチョンも「花火大会がこんなに楽しいとは。またやりたいです」と笑みを見せた。今後も5人は、解散危機説を封印するようなパフォーマンスを続ける意気込みだ。

 [2009年8月7日7時58分

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