女優貴城けい(35)が、日本初上演のブロードウェー・ミュージカル「サイド・ショウ」(来年4月7~18日、東京芸術劇場)に主演する。97~98年に米ニューヨークで公演された名作で、貴城は宝塚時代の同僚、樹里咲穂(37)と主人公のヒルトン姉妹を演じる。「結合双生児(体の一部が結合して誕生)として生きた数奇な運命にも負けず、力強く2人で生き抜いた姉妹の物語を、素晴らしい音楽とともに演じたい」。

 ヒルトン姉妹は1908年、腰から尻が結合して生まれた。見せ物扱いを乗り越え、ブロードウェーで成功するなど、波乱の生涯が作品で描かれている。貴城は平凡な生活を求める妹ヴァイオレット、樹里は成功欲が強い姉デイジーを演じる。米トニー賞で、98年に4部門でノミネートされた。

 [2009年9月23日14時20分

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