小林幸子紅白ド派手衣装、台湾でも大ウケ
【台北16日=松本久】演歌歌手小林幸子(56)が、NHK紅白歌合戦で披露したド派手衣装2着が初めて海を渡った。長年のラブコールにこたえ、女性演歌歌手として初の台湾コンサートを台北国際会議センターで実現させた。
幕が開いた瞬間、ステージを埋め尽くす「ペガサス」衣装が台湾っ子の度肝を抜いた。初めて目にする高さ8メートル幅14メートルの巨大衣装。会場を埋め尽くした約3000人は大きくどよめいて、やがて大拍手が会場を包んだ。歌唱曲は93年の紅白と同じ「約束」。その調べに乗って、金色に輝く巨大な羽に「シャオリン シンツー(小林幸子)」のかけ声が何度も飛び、両手を合わせて拝む人までいた。「少しでも皆さんに笑って欲しい。幸せになって欲しいという思いで続けている紅白衣装です。台湾の皆さんにも、やっと直接見てもらうことができました」。小林も満面の笑みを返した。
18曲目のエンディング曲「大江戸喧嘩花」の衣装は06年の紅白で披露した「火の鳥」。キラキラと輝く黄金色のドレスが、大歓声を浴びてさらに輝きを増した。紅白衣装披露だけでなく、ファンの男性と「もしかしてPart2」をデュエット、台湾出身の歌姫テレサ・テンさんの「時の流れに身をまかせ」を歌唱するなどし、会場を幸子ワールドに染めた。
小林のヒット曲「おもいで酒」「とまり木」は、台湾でもカバーされている。日本と同時生放送された09年紅白で披露した衣装「メガ幸子」が海の女神・媽祖(マーズー)にそっくりとの評判になり、小林は街中で老若男女に囲まれ、サインをねだられた。
紅組最多31回の紅白連続出場を続ける小林は、寅(とら)年初仕事を終えて「台湾は最高! また会いましょう。サイチェン」。手続きを含め、船便で約1カ月かけてたどり着いた紅白衣装の初披露に、台湾側からは感謝の気持ちとして「観光親善大使」を委嘱された。
[2010年1月17日14時5分 紙面から]
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