【ロサンゼルス=千歳香奈子通信員】3人目のアジア出身ボンドガールが誕生する。国内の各種メディアは、米人気スパイ映画シリーズ「007」の23作目(来年公開予定)のボンドガールに、インド人女優フリーダ・ピント(25)が起用されたと報じた。ボンドガールは1作品で複数存在するが、代表的なヒロインをアジア人が演じるのは、67年の浜美枝(日本)97年のミシェル・ヨー(マレーシア)以来となる。

 ピントは、昨年のアカデミー賞8冠のヒット作「スラムドッグ$ミリオネア」でヒロインを演じ、注目された。女優デビューは08年で、わずか2年でボンドガールまで上り詰めたことになる。監督を務めるとみられているサム・メンデス氏が、ピントと直接会い、抜てきしたという。一部報道では、出演料は300万ポンド(約4億円)と推測されている。

 今回の作品はアフガニスタンが舞台で、今年末から来年にかけて撮影される。シリーズ初の3D(立体映像)作品になるという。前作に続いて、ダニエル・クレイグが主役のジェームズ・ボンドを演じる予定。脚本は革新的な内容で、ボンドガールを夢みていたピントは、オファーを受けるか悩んでいたという。

 初出演作の「スラムドッグ-」はインド・ムンバイが舞台で、まさに自らの出身地。スラム街出身の女性をリアルに演じた。今回も「007」新作の舞台がアジアだったことから、全世界の女性があこがれるボンドガールの大役が回ってきた。

 [2010年3月22日8時15分

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